2004年5月30日(日) 午後1時30分〜
「乳がん最新事情」


講師: 田中完児氏  関西医科大学乳腺外科医 NPO法人J.POSH理事長
日本の乳がんは、1996年より女性の悪性疾患の罹患率の中で第一位となり、2000年には罹患者数が約35,000人に達しました。これは、女性の生涯年数の中で、実に30人に1人の方が乳がんを発症しうるという数字です。欧米でも日本でも乳がんの発生率は年々増え続けているのですが、その死亡率は欧米では、1990年からは徐々に低下しています。しかしながら、日本では乳がんの死亡率は、その罹患率とともに年々増加の一途をたどっているのです。その理由に(1)乳がんについての啓発・啓蒙運動の遅れ、(2)乳がんのマンモグラフィー検診による早期発見の遅れ、(3)新薬を中心とする治療法の享受の遅れ、などが挙げられています。そこで乳がんの啓発・啓蒙のための社会的な動きであるピンクリボン運動を通して多くの人たちに乳がんの存在と正しい知識を知ってもらうおうと思います。今回は、このようなピンクリボン運動も踏まえて、日本の乳がん事情についてお話いたします。(講師記)
<講師紹介> たなか・かんじ
1955年生まれ。関西医科大学付属病院で年間150例ほどの乳がん手術を行う乳腺外科医。医師として忙しい勤務のかたわら、乳がんの早期発見の大切さを広めるNPO法人「J.POSH(日本乳がんピンクリボン運動)」を設立、理事長として活動する。自身の姉を乳がんで亡くした経験から、患者だけでなく、その家族の心のケアにも取り組んでいる。

場所: Mウィング 3F大会議室(松本市中央公民館) 
主催: 乳がん体験者と家族の会 ラ・ヴィアン・ローズ


講演会詳細

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